鍼治療

鍼って痛い?
以前、様々な職種のボディワーカーが集まる勉強会に参加したとき、鍼のイメージを聞いてみまたことがあります。
『大好き!』という意見もあれば、『怖い』、『痛い』というイメージをお持ちの方もいるようです。
『リラックスさせて全体をゆるめたいときは浅く打ち、なるべく痛みがでないようにします』
と紹介すると驚かれました。
『痛いものだと思っていた』という方も。
使い分け
皮膚を通過するとき、筋肉内まで入れるときに痛みを伴うことがあります。
治療する上で必要があれば筋肉内まで鍼を入れます。
筋肉は膜に包まれているのですが、その膜を通るときに“ずーん”と響くような感覚があります。
治療上、そういう感覚を出すことが必要なときは、『ここは響きますよ』と事前にお伝えしています。
10分も置いている時間がないときは、(例えば合宿帯同など短時間で大勢の治療をするときなど)筋肉まで入れて響きを出しすぐに抜くという治療をすることがあります。
ほとんど痛みを感じない浅めの鍼を身体全体にすると、副交感神経が優位になりリラックスしてきます。
すーっと眠くなるような感覚です。
治療で鍼を刺している時間はだいたい10分から15分くらいですが、実際眠ってしまう方も。
副交感神経が優位になると、筋血流量が増加して筋肉が緩みます。
こうして、必要に応じて使い分けをしています。
鍼治療をする事が絶対ではありませんが、はり師としては鍼治療が好きだと思ってくれる方が増えるといいなと思います。