独り占め箱根駅伝〜極〜サポート日記

Lifeblood鍼灸マッサージ院のサポートアスリート栗原正明選手主催のイベント【独り占め箱根駅伝】。
一年ずつ箱根駅伝の往路と復路を襷を繋がずに“独り占め”で走ってきたイベントが、ついに2日間で往復の距離を走るクレイジー企画にパワーアップした今年。
Lifebloodはサポートとして参加させていただきました。
一日目
一人で大手町〜芦ノ湖までの110km
私たちは小田原から芦ノ湖までのサポートと宿でのコンディショニングで二日目に備えます。
とにかく暑い!
5月の半ばだというのに最高気温は28℃の予報。
熱中症対策と痛みのケアがメインになりました。
箱根に入ってからは日陰は少しマシだけど、ひなたはカンカン照りで日光が痛く感じるくらい。
本格的に箱根のアップダウンに入るところで『リタイヤしようかな…』とおっしゃっていた方がいて心配になりましたが、最終的には完走。
すごすぎる。



参加者さんたちは夜通し走っていて疲労のピークです。
箱根の宿に到着後お風呂に入った人から
・痛みのケア
・少しでも動きやすい状態を作ること
・寝られるように整えること
を意識したコンディショニングを行いました。



『つり』対策ミニ講座
そしてケアの後は、就寝中の『つり』(こむら返り)対策ミニ講座。
原因は水分不足、ミネラルバランスの崩れ、冷え、疲労などなど複数絡んでいます。
『つる』というのは筋肉が異常な収縮によって痙攣(けいれん)してしまっている状態です。
その異常収縮に対して、外からの刺激を与える対策をしていきます。

【材料】
・爪楊枝20本くらい
・輪ゴム1本
【作り方は簡単!】
・爪楊枝20本を束ねて輪ゴムで止める。
・後は爪楊枝を硬い面(テーブルなど傷が気にならないところ)で爪楊枝の先を少し潰して、皮膚に当たっても痛くないようにします。
つってしまったら、その筋肉に優しく爪楊枝の束をトントンと当ててみてください!
手の届かない範囲は難しいのですが、すぐにできる対策としておすすめです。
【普段からできる対策として】
・脱水に注意
寝る前にお水をコップ1杯飲む。
お酒は解毒する際に水分を代謝し、コーヒーなど利尿作用のあるものは出て行く方に作用します。
・冷えに注意
湯船で温まる。
夏でも足が布団から出ていたりすると冷えてしまうことがあります。
緩めのレッグウォーマーなど足を出さない工夫をしてみましょう。
食生活の見直しやこまめな水分補給により体内のミネラルバランス(カリウム、カルシウム、マグネシウム)が整うことで、つりが改善が期待できる場合があります。
激しい運動の前後には準備運動、こまめな塩分と水分の補給、定期的なストレッチやマッサージも効果的です。
糖尿病などの病気からくるものもあります。他にも気になる症状が出ている場合は医療機関を受診してくださいね。
2日目
1日目のダメージにより、2日目は予定を変更して“独り占め”ではなく、参加者さんたちで襷をつなぎながら芦ノ湖〜大手町を目指すことに。
曇りで時々雨がぱらつく感じ。
箱根にいる間は寒いくらい。
涼しくて一日目よりは走りやすい環境だけど、湿度が高い一日でした。
東京が近づくにつれて蒸し暑くなります。
途中でランナーを応援し
休憩所でのケアやテーピング、アイシングの対応を行いました。


身体のケアを受けたことがない方もいて、二日目に動きやすさを実感して報告してくださったり、移動中にケアの話をしていてその話が聞けただけで価値があると言っていただけたことが嬉しかったです!
参加者の皆さん、間近で応援させていただけたこと本当に嬉しかったし、頑張るお姿は感動でした!
サポートの皆さん、車を運転できないお荷物な私でしたが、皆さまのおかげでとても楽しかったです!
