『お湯もれ』にファッシャケア
目次
毎月行っているYouTubeライブ
佐世保市で女性ケアをされている理学療法士の山上未菜子さんと、月に一度YouTubeライブを行っています。
1月のテーマは膣トラブルシリーズ『お湯もれ』にファッシャケアでした。
お湯もれ?
「お湯もれ」という言葉をご存知ですか?
私は知りませんでした…
知らない方のために、「お湯もれ」を知っていただくためにチェックしてみましょう。
お風呂の後に起こる現象です。
・浴槽に浸かった日はマットにお股からお湯が出る尿が出る感覚とは違うので、びっくりされる方が多いです。
・シャワーだけの日はマットにお湯は出ないよく考えてみると、夏とかシャワーだけの時は起きない。
・着替えの時、お股からお湯が出て下着が濡れる下着を履こうと片足立ちになった時にもれてしまう。
・トイレに行くといつもと違うトコロからたくさんのお湯が出るお風呂の後トイレに行った時に、明らかに尿道ではないところからでる。
プールとか温泉とかでも起こるかもしれないですが、最初に気付かれるのがお風呂の後が多いようです。
風呂でお湯が入る理由
お風呂に入る時の姿勢は湯船に寄りかかり、骨盤後傾という状態になっています。
リラックスして肩まで浸かるという方が多いと思うので、膣の入り口である膣口が前を向いて、お湯が入りやすい状態になると考えます。でもほとんどの方はお湯が入らないですよね。
14種類ある骨盤底筋の一つで、膣のほぼ真横に走っている「浅会陰横筋」という筋肉があります。お湯が入ってもれるという方は、この「浅会陰横筋」が硬くなってしまっています。
骨盤底筋がたるんでいるとか効きにくいと思っている方が多く、骨盤底筋トレーニングとかをされている方が多いと思うのですが、私たちがお勧めしているのはトレーニング前の準備としてファッシャケアを取り入れてもらうことです。
「浅会陰横筋」の柔軟性がなくなり膣口が引っ張られて、締めづらくなり開いてしまう。締めづらくて少し隙間が空いてしまうので、お湯が入ってもれてしまうというのがお湯もれのメカニズムになります。
どうしたら改善できるのか?
逆の状態にします。浅会陰横筋が膣を締めるのに邪魔にならないように柔らかくなって、柔軟性を取り戻したらしっかり締まるので、そうなるとお湯が入らなくなります。
セルフケアをご紹介します!
ここで浅会陰横筋を柔らかくするセルフケアをご紹介します。
ハンドタオルをご用意ください。
ハンドタオルをおしぼりのように丸めてもらって、準備完了です。
タオルを当てる場所を確認していきます。
恥骨:おへそからまっすぐ下に下ろしていって触る骨が恥骨です。
坐骨:座ったままお尻の下に手を敷き込むと、手が痛く感じる骨が坐骨です。
尾骨:便を拭く時のように手を下ろしていくと、とがったコリッとする骨が尾骨です。
今触っていただいた恥骨・坐骨・尾骨の菱形の間に骨盤底筋があります。そこにおしぼりタオルを敷きます。
少し馴染ませて、痛みが出る方はおしぼりの巻を小さくするか、ハンカチタオルのような柔らかいものにしてみてください。
痛かったら無理をしないでください。
タオルを敷いていただいている上に骨盤底筋群がいて、そこに当てていきます。
骨盤底筋群は何層にも重なっているので全部に当たっているわけではないのですが、今回のお湯もれに関係する浅会陰横筋は「浅」と付くくらいなので一番浅いところにあります。
そこに当てます。この状態がスタートポジションです。
タオルを敷いて座ったまま、エクササイズしていきます。
①足を外に開いたり閉じたりする
これは骨盤底筋を真横に引っ張って広げているような感じになります。
②足踏みをする
今度は片足立ちとか歩行の時のようなねじりの動きです。
それぞれ10回ずつ行ってください。
その後は10分ほど座ったままでいてください。
痛かったら無理をせず外してください。
※ここまでのスライドは、 YouTube内で使用したものです。一緒にお話ししている山上未菜子さんが作成してくださいました。
詳しいやり方の説明はこちらの動画をご覧ください。
体験会
体験会では、お話を伺いペリネライザーを体験していただいてから、ファッシャケアを行います。
私は仰向けでケアを行います。リラックスした状態でケアを受けていただけるくらいの力で触ります。
体験をご希望の方はメッセージをください。
お問い合わせメール:rie.shibahara@lifeblood.jp
お湯もれケアを受けてくださった方の声
体験から一週間後に、その後の様子を伺いました。
※“ひめトレ”は骨盤底筋のリリース後にやっていただくと効果を発揮します!
お湯もれ以外の変化もあったそうです!
効果を感じていただけているようで、とっても嬉しいです。
そして骨盤底筋と付着部が近い内転筋群への影響が取れるので、股関節の動きの改善を感じていただけたようでした。
あなたのちょっとした日々の困ったは、解決できることかもしれません。
必要としている方に、必要なケアが届きますように。
発信を続けていきます。