スクワットの膝の位置は…
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爪先より出る?出ない?
スクワットのやり方って、曲げた時の膝の向きが爪先の位置より内側に入らないようにとか、爪先の位置より膝を前に出さないようにとか言われますね。
膝の向きが爪先の位置より内側に入ってしまうと膝を痛める原因になってしまうので、膝を下ろす向きは爪先と揃えてください。
では膝が爪先より前に出てしまうことが悪いことなのかというと、そういうわけでもないんです。
何が違う?
膝がつま先より前に出ている時は、主に大腿四頭筋が働きます。
膝が爪先より出ない状態では、お尻とハムストリングスが働きます。
効かせたいところが違うんですね。
だから爪先から膝が出てしまっても大腿四頭筋を鍛えたいのなら正解ということです。
目的によって変わる
どこを鍛えたいのか、種目や目的によってやり方が変わります。
歩行やランニングでは大腿四頭筋はブレーキ、お尻とハムストリングスはアクセルの筋肉です。
だからランナーさんたちは爪先より膝を出さないようスクワットする、と言われることが多いんですね。
この爪先より膝を出さない姿勢は、後ろに椅子を置いて腰をかけるように降ろしていくと感覚を掴みやすいです。
ただ足首が硬い方、股関節や骨盤の動きが出ない方はこの姿勢が難しいことがありますので、どうしてもうまくいかないというときにはその辺の問題がないかチェックしてもらうのも一つです。
トレーナーさんにアドバイスをもらうのもいいですし、私たちは施術で関節の動く範囲を変えたりしています。
ポイントを押さえて、効果的なエクササイズにしましょう!