柴原 理恵のブログ

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スポーツ中の関節の痛みや不調でお悩みの方、お気軽にご相談ください。 痛みや不調で楽しめないのは勿体無い。 動きやすい状態を作ってからトレーニングを行うとトレーニングの効果がアップします。 良い状態を保つためのエクササイズもお伝えしていきます。 その先の目標はなんですか?それが達成されたらどんな自分が実現できそうですか? 目標を達成するためのお手伝いをしていきます。

九つ半にどがんね、第5回目は【腟トラブルシリーズ『膣音』にファッシャケア】でした。

 

目次

早速ですが

膣音という言葉を聞いたことありますか?

私たちも女性ケアの勉強を始めてから膣音っていうものを知りました。

勉強をしていく中で「そんなことがあるんだ」とか、「そんな風に言うのか」と、今回も調べていく中で学ぶことが多かったです。

今まで取り上げてきたテーマの中でも訴えが少ない方かなと思います。

調べてみると論文も少なくて、日本語でほとんど出てきません。

Vaginal Flatusとか、vaginal airとか、俗にいう腟排気音という言葉で出ています。

  

膣音とはどんなもの?

38%の人は歩行時に「プスー」と一歩ずつ音がもれる、立ち上がる時に膣から音がもれる、などの動作時に気になることが多いようです。

54%の人がSexの時におならのような音がする、この時に気づくという人が多いようです。おならのような音だから歩いている時に気になるし、運動で例えばヨガとかピラティスをやっている時に音が出て気になるという訴えもあります。

  

どんな人に多い?

先ほどのものと同じ研究で、イスラム圏の研究結果では30代の女性を調べたものですが、低いBMI(痩せ型の人)で、低年齢(低年齢と言っても子供というわけではなくて、35歳までの人)、経膣分娩が45%、帝王切開を受けている人でも12%が経験をしています。

別の調査では、ざっくり女性を集めた研究で1~2割の女性は経験している、あるいは自分は音がすると答えていました。

少ないとみるか、割といると見るか、多くはないけれど意外といるという感じを受けました。男性はわりと知っていて、女性が気付いてない場合があるかもしれません。

出産が原因になるのかと思っていましたが、出産されてない方でも音が出る方がいるということが意外でした。

そんな困ってしまう『膣音』ですが、どういう状態で音がなってしまうのか説明していきます。

  

膣から音が出るメカニズム

膣の横に骨盤底筋の仲間で浅会陰横筋という表層の筋が対になってあります。わりと硬い人が多い筋肉です。なぜ音がなるかというと、この浅会陰横筋が硬くなってしまい、膣を閉めきれなくなってしまうので、そこから音が出てしまうと言われています。

 

どうしたらいいの?

硬かった浅会陰横筋を柔らかくしてあげる。そして膣の締まりに影響がないようにします。そうすると改善するという推論で私たちは治療をしています。

効果は比較的簡単に出ます。私たちがこの『膣音』を改善するためにやっていることが『ファッシャケア』です。

神経とか血管がハサミのように浅会陰横筋を挟み込んでいるので、膣を柔らかく締めることができなくなっています。その邪魔になっている手前や奥の組織をはがして、浅会陰横筋を自由にしてあげると膣は締まるようになります。この部分のファッシャケアは指でズボンの上からやっています。硬さにもよりますが数分で効果を感じていただけると思います。

ファッシャケアについて知りたい方は第2回の『あなたのお腹を元に戻すファッシャケア』の動画で詳しく説明していますので、そちらも合わせてご覧ください。

 

実際に受けた方の感想

「Sexの時に音がならないので恥ずかしくなくなった。」

「歩行の時に気をつけなくてよくなった。」

歩行時の音は看護師さんだったのですが、仕事に集中できるようになったとおっしゃっていました。

「ピラティスのポーズを変える時に音がなっていたが、気にならなくなった。」

3つとも本来の目的じゃないところに集中しなければならかったけれど、本来の活動を楽しめるようになっています。柔らかくなって締めることができたということですね。

膣音は改善できるので、諦めないでファッシャケアを受けていただきたいと思います。

 

次回

1月22日(金)21:30~ 膣トラブルシリーズ第3段『お湯もれ』にファッシャケアです。
セルフケアをご紹介しますので、ハンドタオルを用意してご覧ください!

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